<消化酵素>
唾液や胃液等に含まれ、食べた物を消化して栄養分を体内に吸収するために用いられる。
脂肪を分解するリパーゼ、たんぱく質を分解するプロテーゼも消化酵素の1つ。
<代謝酵素>
体内に吸収した栄養が効果的に利用されるのに必要な酵素。
内臓を修復したり、細胞の新陳代謝を行ったり、カラダを良好な状態に維持するために用いられる。
<食物酵素>
食べ物に含まれ、消化を助ける働きがある酵素。
食物酵素は熱に弱く、53℃以上で破壊される。
体内酵素の生成能力には限りがあり、暴飲暴食をしたり、脂っこい食事を多く取ると、多くの消化酵素が作られ、その分、代謝酵素が減る事になる。
カラダの健康は、この酵素のバランスが大事で、いかに、代謝酵素を確保するかがキモとなる。
消化のしやすい食事を定常的に取るようにすれば、消化酵素を余分に生成する必要が無いため、その分、代謝酵素が増え、基礎代謝以外の部分で、例えば、病気を治す、美肌にするといった部分に、代謝酵素を回す事ができるようになる。
限られた体内酵素の生産量を「食物酵素」で補填してあげれば、消化酵素の生成量・消費量を抑え、代謝酵素の生産を増やす事が可能となる。
食物酵素(生きた酵素)を積極的に摂取していく食事スタイルを「リビングフード」「ローフード」と呼ばれ、美容・健康・ダイエットに効果的であると言われてます。
生きた酵素を摂取するローフードとは?
「ローフード」とは、生きた酵素を積極的に摂取する食事法(リビングフードとも呼ばれる)
加工されていない生の食材を用いた食品、あるいは食材を極力、生で摂取する食生活を継続すると、新陳代謝が活発化され、便秘や肌荒れが解消されたり、アレルギー体質の改善につながる。
食べ物の消化や吸収も改善され、体内に溜まった毒素を排出するデトックス効果や効率的なダイエット効果も。
「ローフード」の主な摂取法は、食材を加熱せず、生で食べる事がベース。生野菜や果物を皮ごと使って、生ジュース、スープ、サラダで食べる。
酵素は熱に弱い性質があり、50℃以上で加熱すると破壊されてしまうので、焼いたり、煮たりして食べるのでは効果は激減。
また、加熱した食品やインスタント食品には、生きた酵素は含まれていない。
ローフードの効果的な摂取法
3食の全てをローフードに変えなくても、一部で取り入れ、インスタント食品や加工食品と代替する事で、体質改善は可能。
例えば、主食の前に、ローフードを最初に食べて、食物酵素を採取しておけば、後から食べる加熱食も消化しやすくなる。
生ジュースにする場合は、ミキサーではなく、低速ジューサーを使う方がベター。
ミキサーは食物細胞や酵素を破壊して、酸化を進めてしまうため、栄養素や酵素を壊さず摂取するには低速タイプを使っておきたい。
生で食べる事が苦手な人は、50℃のお湯で生野菜を軽く湯煎する感覚で2分程度、温める(50℃調理)を行い、一工夫、加える事で食べやすくなる。
生独特の食感(硬さ)や臭いが緩和され、蜂蜜やヨーグルトと一緒にすれば、野菜が苦手な人でも継続できる・・★
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