行政書士試験とはどのような試験なの? 試験概要&特徴について

資格

行政書士試験は、法律系国家資格の中では比較的合格しやすい試験であると言われています。一方で、合格率は10%前後と決して高くはありません。

どのような試験科目があるのか、試験内容について纏めてみました。

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行政書士試験の概要

試験科目は、「行政書士の業務に関し必要な法令等(法令等科目)」と「行政書士の業務に関連する一般知識等(一般知識科目)」とがあります。

出題される法令等科目は、憲法、行政法、民法、商法、基礎法学の5つであり、46問のうち、行政法が22問と、大きなウェイトを占めています。

一般知識科目の出題範囲は、政治・経済・社会、情報通信、個人情報保護、文章理解です。「択一式」と「記述式」での出題があります。

行政書士試験の試験日

試験は、毎年11月の第2日曜日に実施。試験日程は、午後1時~4時までの3時間です。

*正確な試験日、試験日程については、試験実施団体である「一般財団法人 行政書士試験研究センター」のホームページを要確認。(例年7月末頃に公示)

行政書士試験の試験会場

試験会場は、全国で約60箇所の中から受験を希望する会場を選んで申し込み。試験会場の詳細については、「一般財団法人 行政書士試験研究センター」のHPを要確認。

 

行政書士試験の難易度は?

行政書士試験は、年齢や性別、学歴等に関係なく、誰でも受験可能。そのため、受験数も多い傾向にあります。

記述式問題が毎年3問出題される!

行政書士試験では、記述式が毎年3題出題されます。

出題科目は民法1問、行政法2問です。

事例問題に対して、40文字前後で解答する形式。

ポイントや要所を押さえた解答が求められ、配点1問20点、合計で60点。

対策としては、過去問題等で形式をつかみ、ポイントを押さえて部分点を確実に確保する書き方を身につける事が重要。。

一般知識のウェイトが結構大きく、難易度アップ

民法や行政法などの法令等科目だけでなく、一般知識科目の出題がある点も、行政書士試験の特徴。

出題範囲は「政治・経済・社会」「情報通信技術」「個人情報保護法」「文章理解」と幅広く、難易度も、普段ニュースを目にしていれば容易に解答できるものから、行政書士の実務に関する知識が求められるようなものまで幅広い。

毎日、新聞を読んで、知識の積み重ねが必要ではあるが、それだけでは試験対策としては十分とはいえない。

合格ラインは6割

合格基準は、以下の3つをすべて満たすことです。

  • 全体で6割以上(300点満点中180点以上)
  • 法令等科目で5割以上(244点中122点以上)
  • 一般知識科目で4割以上(56点中24点以上)

行政書士試験は、この基準を超えた人全員が合格する絶対評価式の試験。

試験範囲は非常に広いので、まずは合格ラインの6割を目標に、基礎的な事項を中心に、メリハリをつけた学習を心がけましょう。

独学で受験するなら、学習計画が重要

独学での試験勉強の場合、他の受験生の状況が見えにくいために、試験まで勉強のモチベーションを保つことが難しいというデメリットがあります。

試験日まで充実した学習を継続するためには、学習計画を立て、学習のたびに見直すことが非常に重要です。

合格体験記を読んでみる、合格後の自分の姿をイメージする、こまめに小テストを行い、目標を達成できたらご褒美を設定する、など、モチベーションを一定に保つための工夫を行いつつ、学習計画に沿って学習を進めましょう。

 

 

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