年齢を重ねるたびに気になってくるのが「お腹のたるみ」。体型のわかりにくい服を着て、お腹まわりのラインを隠している方も多いのではないでしょうか。
お腹のたるみを改善するためには、日常生活にひそむ原因を見つけ出して、ボディラインを引き締めることが重要です。今回の記事では、お腹がたるんでしまう原因、引き締めるための運動、食事内容の注意点などを解説します。
お腹がたるんでしまう原因は?
まずは、お腹がたるむ原因について見ていきましょう。
骨盤の位置がズレて姿勢が悪い
座ると猫背になっているなど、骨盤を立てた状態で座る習慣がないと、次第に骨盤がゆがんで位置がズレていきます。骨盤がズレることで正しい姿勢を保つことができず、お腹がたるんでしまうのです。特に、パソコンやスマートフォンを長時間使う方は、骨盤のゆがみ・お腹のたるみが出やすいです。
インナーマッスルの衰え
内臓を支えるためには、インナーマッスルを鍛えるトレーニングが必要です。腹横筋の衰えで内臓が下垂すると、脂肪が溜まりやすくなってしまいます。日頃からインナーマッスルの存在を意識することが大切です。
摂取カロリーが高い
お腹のたるみを予防するためには、食べ過ぎ・飲み過ぎを避けて摂取カロリーを抑える必要があります。間食もなるべく控えるのが望ましいでしょう。食物繊維や発酵食品を多く摂り、腸内環境を整えることも重要です。
お腹のたるみを引き締めるための運動
お腹を鍛えるための運動には、どのようなものがあるのでしょうか。これから紹介するエクササイズ・ストレッチのなかから、取り組みやすいものを選んで実践してみてください。
エクササイズ
・スロースクワット
お腹に効く筋トレといえば腹筋ですが、下半身の大きな筋肉を鍛えて、基礎代謝をアップさせることができる「スロースクワット」もおすすめです。
運動不足の方は辛いと感じるかもしれませんが、まずは少ない回数で構わないため、徐々に身体を慣らしていきましょう。
- 腕を胸元で組み、足を肩より広い幅で開く
- 膝がつま先よりも前に出ないように気を付けながら、お尻を突き出す
- 5秒かけて、ゆっくりと膝を曲げる(床と太ももが並行になるまで)
- 再び5秒かけて、約40度まで膝を伸ばす
- 足を伸ばしきらずに、そのまま同じ動作を5回繰り返す
(5回を1セットとして1日2回、朝晩に実施するとよい)
・プランク
プランクは特別な道具を用意する必要のない、簡単に行なえる体幹トレーニングとして人気があります。意外ときついエクササイズですが、正しい姿勢を覚えて効果を高めていきましょう。
- うつ伏せになり肘と前腕、つま先を床に付ける
- 横から見たときに、頭からかかとまでが一直線になるように姿勢を保つ
- 30秒キープする
・ドローイン
ドローインはさまざまな姿勢で行なえますが、初心者の方は仰向けの姿勢がおすすめです。寝たままできるので、起床後や就寝前に簡単に取り組めます。
- 仰向けの姿勢で、ひざを立てる
- 腹式呼吸でお腹を動かす
- ゆっくりと息を吐きながら、お腹をへこませる
- 限界まで息を吐き切ったら、お腹がへこんだ状態を保ちつつ、浅めの呼吸を続ける
- 10~30秒経ったら、もとの状態に戻す
上半身のストレッチ
お腹のたるみを引き締めるために、上半身のストレッチを取り組んでいきましょう。
なお、ストレッチの前にはBODY ARCHIのマシンを使うのがおすすめです。マシンを使うと身体の深部まで熱が入り、ストレッチの効果がより高まります。
・肩をほぐすストレッチ
- タオルを縦に四つ折りにして、長いひも状にする
- さらに横に二つ折りにして、輪っか状にする
- 輪っかを右肩に通して、輪っかのつなぎ目を右手で持つ
- 背中側につなぎ目を回して、左手で引っ張り右肩が動かないよう固定する
- そのまま、右肩を大きく回す(内回し×5回、外回し×5回)
- 左肩も同様に行なう
・肩甲骨のストレッチ
- タオルの端と端を持ち、頭の上にタオルを持ち上げる
- 胡坐をかいたときに、お尻の骨がマットに垂直になるようキープする
- 肩甲骨を寄せて、腕とタオルを背中側に回す
- 腕とタオルを前に戻す
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